ブランド

(大野 圭代)

先日タオルを買い換えました。

毎年新しいフェイスタオルとハンドタオルに換えてフワフワ感を楽しみ、古い分は洗面台ふきや、ガラス・鏡ふき、そして雑巾へと下がっていきます。

 

今年も「今治タオル」です。

すっかり「ブランド」となった「今治タオル」ですが、ほんの10年前は安い中国産に押されて「もうダメか。」と悲壮感さえ漂っていたそうです。

そこで四国タオル工業組合が佐藤可士和氏に依頼して、ブランディングしたのが「今治タオル」なのです。

一企業の名前ではなく、産地の名前にしたところがすごいな、と思います。

 

安い輸入品の方が売れるという市場で、「高い→売れない→価値がない」とすっかり自信をなくしていた組合の人たちが、本来の「安心・安全・高品質」という今治産タオルの価値を見直し、「白いタオル」というシンプルでわかりやすいプレゼンテーションを行い、成功しました。いいものは、やはりいいのです。

 

このことからわかるのは、自分たちの商品の「本質的な価値」を見極め、それを知ってもらうということが大切だということです。

 

メガネもそうですね。福井県鯖江市で作られているメガネは高級品です。

また、先日も木材が円安で輸入木材と十分戦える商品になってきたとの報道がありました。

「吉野杉の家」、「木曽ヒノキの家」なんて素敵です。

 

高い品質の国産ものが「ブランド」として選ばれ、大切に使われていく…日本人としてとても誇らしい気持ちになります。

これからは、価格を下げるのではなく、価値を上げることが世の中から求められていることだと思います。

 

ただ、「ブランド」は1日では築けないのに、1日で失うもの。

守る方がむずかしい。

最近のマクドナルドを見ていてそう思うのでした。