グランドフィナーレ

(木下 洋子)

先週末、近所の行きつけのパン屋さんがお店を閉じられました。

閉店の告知以降、連日早々にパンが売り切れるようになりました。

あの美味しいパンが食べられなくなるということで、常連さんが購入するパンの量を増やしたり、ご無沙汰だったお客さんが慌てて買いに来たりしたのでしょう。

私達も、いつも購入している量さえ確保するが難しくなっていました。

もともと地元で人気のパン屋さんでしたが、閉店に向けて、益々の大繁盛でした。

上質な素材と確かな技術で作られたカスタードデニッシュの生地はサクサク、トッピングのクリームは甘すぎず、しかしコクがあり、夫はこれが大のお気に入りでした。

食パンはシルクのようにきめ細やかで、トーストすると、サクっとした食感の後に口のなかに生地がなめらかに溶けて旨味が広がり、それはもう絶品でした。この食パン、予約だけで当日分が売り切れになることもしばしばの人気商品でした。

他にも油で揚げてないカレーパン、アップルパイ等美味しいパンがたくさんありましたので、何を買うか毎回悩んでしまいました。

ご主人は、大阪市内の某老舗ホテルで40年間パン職人として勤務されました。退職後は郊外にあるご自宅の一部を店舗にして、開業し、さらに14年くらいパンを作り続けてこられました。

なんと通算54年以上もの年月をパン作りに捧げてこられたのです。

退職後に開業されたのは、ホテルという看板無しで自分がどこまで出来るか挑戦してみたかったとのこと。

閉店を惜しんで足を運ぶ多くお客さんの様子やお言葉から、自分のしてきたことは間違っていなかったかな、と思われたそうです。

閉店するのはご主人の健康上の理由からで、お医者さんの「余生のための時間も残しておいてください」の言葉で辞める決心がついたそうです。

朝は2時30分起き、熱いパン焼き機の側で作業するパン職人の仕事は非常に過酷だそうです。

 

ご主人の焼いたパンをお店に並べたり、注文を受け付けたり、食パンをカット等するのは、奥様の役割で、美味しい食べ方や保存の仕方、温め方等をよく教えてくださいました。

気さくで優しい奥様とのおしゃべりも楽しみでした。

この住宅地で長い間、美味しい上等なパンを、手頃なお値段で提供してくださり、ありがとうございました。

最後のパンを噛みしめながら、美味しいパンと素敵な出会いに感謝しました。

 

 

前職

(大野 圭代)

今年4月に就職した娘が新人研修を終えて、先月末に配属先で新しいスタートを切りました。

 

今は窓口担当で、お客様が来られたら最初に対応する係なのですが、3月までコンビニでアルバイトしていたクセで、「いらっしゃいませ!」「ありがとございました!」と、つい元気よく言ってしまいそうになると話しています。

指導されているのは「こんにちは」「お疲れさまでした」だそうです。

職場によってかける言葉がちがうのですね。

 

私もそう言えば、結婚して間もない頃は夫の実家の酒店を手伝っていて、お酒とタバコを買って下さった方に「お大事に」とつい言ってしまってギョッとされたものです…。

 

さて、先日娘と行ったあべのハルカスのレストランで、店員さんの前職を推理する機会がありました。

 

最初にシャンパンを頼んだところ、そこの若い店員さんがにこやかな笑顔で注いでくれたのはいいのですが、あれよあれよという間にグラスいっぱいに!

なみなみと表面張力で安定しているシャンパンの姿に私達は思わず息をのんでしまいました。

「…どうやって飲めばいいの?」

「…ここ、イタリアンレストランだよね?(笑)」

 

しょうがないのでグラスに口先を持っていくしかなく…。

「おっとっと…。」

「ほとんど飲み屋のオヤジやね(笑)」

 

きっと、あの店員さんは最近まで立ち呑み屋さんか居酒屋さんで働いていたのだと思います。日本酒やビールをを注ぐクセがぬけていなかった…と想像したのですが、どうでしょう?

 

もっとも、あのシャンパンはとても美味しかったのですごくお得な気分でした!

 

 

 

人間50年

(的場 康志)

ご存じ今年の大河ドラマ「軍師 官兵衛」の前回放送分「本能寺の変」で、
視聴率20%超を記録したそうです。

最近は大河から少し離れていた私ですが、今回は、初回から欠かさず見ています。

その理由はもちろん、V6の岡田准一さんが主役だからです。
(良ければ2013年5月のブログもご覧ください)

それに、歴史上の軍師や戦略家の本を読むのが昔からの趣味でもありまして。

今回の黒田官兵衛や竹中半兵衛はもちろん、
NHKでもドラマ化されました坂の上の雲に登場する秋山真之、
軍師としてポピュラーな三国志の諸葛亮孔明、
また、私の中では軍師の役割を少し広く捉えていますので、
新撰組の土方歳三や明治新政府の大久保利通などなど。

大河ドラマの方は、前半、真直ぐな気質の官兵衛が、1年間の幽閉の後、後半、策略家としてのダークな雰囲気を帯びるようになってから、視聴率がUPしているとの事。

本能寺の変を聞いて取り乱す秀吉に対して、
これからの天下取りを進言する官兵衛を
岡田さんが見事に演じておられたように思います。

これからの展開も楽しみな大河ドラマです。

信長が好んで諳んじたとされる 能「敦盛」の1節、

人間50年、下天の内をくらぶれば
夢幻の如くなり
ひとたび生を得て
滅せぬもののあるべきか

信長を演じる江口洋介さんの最後のセリフのように、
「わが人生に悔いなし」と最後に言えるような生き方ができればと思います。

ドイツ優勝

(上田 英作)

サッカーワールドカップはドイツが24年ぶり4度目の優勝で幕を閉じました。

(やはりドイツは強かった…。)

開催国のブラジルは不運もあり、準決勝敗退という結果で非常に無念だったと思います。

 

今大会、印象的だったのが、強豪国以外の国が非常に健闘していたことです。

 

チリやコスタリカは、過去優勝経験のある強豪国を退けグループリーグ突破を果たし、決勝トーナメントでも強豪国を苦しめていました。

技術的にも戦術的にもレベルが高く運動量が豊富で、見ていて非常に面白かったです。

 

また、開幕戦の審判を日本の審判団が務めたことは、日本人として非常に嬉しかったです。

初戦のブラジル-クロアチア戦

1対1で迎えた後半26分、ペナルティエリア内でクロアチアのファールがありブラジルにPK、結果3対1でブラジルが勝利しました。

このPK判定が物議を醸しましたが…

 

ワールドカップ期間中は、早朝からずーっとテレビを独占していましたので、家族から反感を買うこともありましたがそれも昨日で終わりです。

ただ、1歳の息子は私の味方だったらしく、一緒になってジーッとサッカーに釘づけでした。

 

今回、日本は結果を残せませんでしたが、「4年後のロシア大会」サムライブルーに期待したいと思います。

 

青春

(松川 光芳)

 

先日、ある方からサムエル・ウルマンの『青春』という詩の一節を頂きました。
やる気が漲るとても素晴らしい詩だと思います。
私は、40代も半ばを過ぎ、人生の先が見え始めた頃ですので、とても励みになりました。
この詩を教えて頂いた方は、私よりもだいぶ年上の方ですが、青春を謳歌されています。
私も青春を謳歌したいと思います。

 
『青春』 サムエル・ウルマン

 

青春とは人生のある期間ではなく、
心の持ち方を云う。
薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな手足ではなく、
たくましい意志、ゆたかな想像力、燃える情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。

 

青春とは怯懦(臆病さ)を退ける勇気、
安きにつく気持を振り捨てる冒険心を意味する。
ときには20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない
理想を失うとき初めて老いる。