ポートラムとセントラム

(木下 洋子)

先日の富山観光の際に、以前から憧れていた富山ライトレールに乗りました。

ライトレールは日本初の本格的LRT(次世代型路面電車システム)として、平成18年より運行を開始しています。

「ポートラム」と愛称されている車両は、100%低床のため、ホームからの段差がまったくなく、車椅子、ベビーカーでも楽に乗車できるようになってます。

その外装は立山の新雪をイメージしたという白を基調とし、車両ごとに赤や青のアクセントカラーが設けられていて、現在7編成、つまり7色分の車両が運行されています。お洒落ですがシンプルなデザインのため、走っている姿がどの景色にもしっくりなじんでいるという印象を持ちました。

乗り心地のほうは、走行音が静かで揺れが少ないため、とても快適でした。

そして窓を上下に広くとってあるため、車内が明るいうえ、車窓からの景色も存分に楽しむことができました。

富山駅北口から富山湾に面した岩瀬浜駅までを約20分で結んでいます。

一方、富山駅南口方面でも路面電車が走ってます。

そのうちの環状線で使用されている先進の車両が「セントラム」といい、車両の外観デザインはポ-トラムと同型ですが、こちらはカラーリングが黒、白、シルバーで、スタイリッシュでとても格好良いです。

ポートラム同様、超低床車両で、市内を滑るように進みます。見晴らしの良い窓から富山城や街並を眺めながら、市内をくるりと一周しました。

ポートラム、セントラムの他にも、ライトレールと接続する路線バスや、市内に設置された最新式の貸し自転車など、富山市の交通網の充実ぶりに大変驚きました。

ユニバーサルデザインの車両、交通網の整備、利用しやすい料金設定により、お年寄りの外出が増えたという効果があがっているそうです。

高齢化社会も見据えた街づくりを進めているのですね。

さらに26年度末には東京から金沢を結ぶ北陸新幹線が開業するとのことで、新幹線駅となる富山駅の改修工事や、駅前の開発が進んでおり、まさに新しく街が生まれ変わろうとしているところでした。

北陸新幹線を使えば、大阪から富山までたったの1時間20分(ただし、大阪まで開通するのは大分先になりそうですが)。現状の特急とくらべて、なんと1時間40分も短縮されます。

今回は、時間がなく、市内のみの観光となりましたが、今度は黒部渓谷や立山連峰まで足を延ばしてみたいと思います。