初めての苺大福

                                                 (木下 洋子)                                                           
今回初めてブログを書かせていただくことになりました。よろしくお願いします。

大晦日は夫の実家で過ごしました。

義弟一家も、5歳の姪と3歳の甥を連れて帰省していました。

賑やかな夕食の後に、私達が持ってきた苺大福をたべようとした時のことです。

3歳の甥が、苺大福を小さな両手で抱えるようにして私の横にやって来ました。ちょこんと正座をし、「どうもありがとう」とお行儀よくお礼を言うと、パックン、とワイルドに大福をほうばりました。

とたん、雷に打たれたように勢いよく私のほうを振り返り、びっくりしたように「す、すごくおいしいよ、これ!」と叫びました。

苺大福を食べたのは、生まれて初めてのようでした。

義弟夫婦が言葉が遅いと心配するくらいあまり喋らなかった子でしたが、雄弁に苺大福を称賛し始めました。とっても嬉しそうに飛び跳ねながら。

確かに、柔らかいお餅と甘い白餡、そして噛むと広がる苺の甘酸っぱさとのハーモニーときたら・・・。 三歳児にはさぞかし強烈な味覚体験となったことでしょう。

その後、私達が帰るまでに何度彼の口から「苺大福」という単語を聞いたことか。

この世に生を受けてやっと4年になろうとしているところ。これから沢山の初めてが待っていて、そのたびに全身で感動や驚きを表現するんだろうね。

子供のいない私達夫婦には甥の反応が新鮮で、 静かに感動を覚えました。

そして、大人になってしまったことを、少しつまらなく思ったのでした。

 

 

 

 

あの時を忘れない

(的場 康志)

 anotoki

先日、お客様のところに訪問した際に撮影させていただきました。
こちらは、小児専門の歯医者さんです。

最近、保管されているカルテの量が増えてきたため、
新しいカルテ保管棚を増設されたとの事。

増設工事の際に、膨大な量のカルテを整理収納するのは
大変だったことと、ご推察いたします。

そこからの教訓が、この張り紙の所以なのでしょう。

辛かったこと、苦しかったこと、あるいは悔しかったことでも、
時間が経過するにつれ、ついつい記憶が薄れてしまうのが人情かも知れません。

だからこそ、こういった自分自身への教訓は、いつも目に見える形にしておき、
常に忘れないようにしておきたいもの。

お聞きすれば、この張り紙は、スタッフの方が自主的に作成され、
カルテ棚の良く見えるところに貼られたとの事。

ちなみに、この小児歯科様では、
治療が終わった後、患者であるお子様たちの目の前で、
院長先生やスタッフの皆さんが、バルーン風船で動物を作って、
差し上げておられます。

半ベソの顔が、笑顔に変わる瞬間です。

あの時を忘れない。
楽しかったことも、辛かったことも。

親の心子知らず

(折野 晃之)

少し前のことですが、昨年のクリスマスに、子供が生まれてから初めてのクリスマスということでクリスマスプレゼントを準備することにしました。

ちょっと甘くなってしまうのか、あれもこれもという風に1つだけではなく、おもちゃ1つに絵本を2冊買ってしまいました。やはり、甘い親です・・・

気に入ってくれるかなと心配していたのですが、絵本については気に入った様子で、読み聞かせをしたりすると興味を持ってみてくれました。

ところが、おもちゃについては、親が相手をできないときに遊んで気を紛らわしてくれればと思い、手先の器用さを鍛えるようなものをあげたのですが、すぐに飽きてしまう様子。

しかも、手先の器用さを鍛えるはずが、指先を使わず力任せに振り回す始末。指先でなく腕力を鍛えているようです。3つの中では一番高いものだっただけにショックでした・・・

なかなか思いどおりに行かないものです。

これからもこんなことがよくあるんだろうな、と思わされる出来事でした。

新しい家族

(上田 英作)

昨年末、新しい家族が出来ました。

予定日は1月初めだったのですが2週間早い出産となりました。

母子ともに健康でありホッとしております。

妻が入院しているとき、娘と一緒に見舞いに行き赤ちゃん可愛いな~と眺めていると、看護婦さんが来て娘を見た瞬間「おねえちゃんソックリ!」っと笑われました。

そのとき、確かに似ているけどそこまで?と思っていました。

翌日、赤ちゃんの写真を見ながら娘のときはどうだったかな~っと思い、3年前の写真を見返していると、こっちが昨日の写真?それともこっちが3年前の写真?自分でもどっちがどっちか分からなくなるぐらい瓜二つでした。

親でも見分けがつかないぐらいですから、他の人がみればなおさらだなと納得しました。

退院の際、さい帯血で検査をした血液型を知らされました。

娘とソックリなのでO型かな~っと思っていましたが、結果はAB型。

聞いてびっくりしました。

私はB型、妻はA型、娘はO型なので家族バラバラになりました。

家族みんなバラバラという結果になり少しショックではありましたが、逆転の発想で「私達家族ですべてまかなえるんだ!」とポジティブに考えようと思います。

 

今年の目標

(松川 光芳)

お正月に何気なく、小学四年生の娘の机を見ると、デスクマットの中に、「本気!」と大きな字で書いてありました。

そして、1枚の紙が貼ってありました。内容をそのまま書くと、

・朝からそろばんを計る!(注!)今日はできるからと夜にするな。そう言ってきた結果がきのうだ。自分を見つめる!甘くするな。

・ピアノをする!(注!)なまけて弾いたピアノで、聴く人はよろこぶのか?本気になって最高級モノの曲を弾け!

とありました。

娘なりに自己反省をして、今年の目標を書いたようです。

そして、その紙の裏には、「バンダナを巻く!」と書かれてありました。

妻に理由を聞いたところ、娘は注意力が散漫なので、やる気を出すスイッチとして、バンダナを巻くことを考えたそうです。

ちなみに、私も毎朝、事務所に出社した時には、バンダナを巻いています。理由は汗かきだからで、娘とは違います。(就業時間は、外しています。)

私も今年1年「本気!」で頑張ります。

福寿

(大野 圭代)

昨年末のことです。

東京にいる娘から主人にメールが入りました。

「…珍しっ!」

よほどの用事が無い限りメールや電話をよこさない、こちらから連絡を入れてもなかなか返事もよこさない、モノグサ娘からです。

どうやら「よほど」のことのようです。

 

「お父さんの大好きな「福寿」ね、先日の山中教授のノーベル賞授賞晩餐会でふるまわれてから大人気だってさ!品薄になってるって!!」

 

「福寿」とは、主人の大好きな日本酒で、いつもお正月用に純米大吟醸を蔵まで行って買います。とってもフルーティでコクがあり本当に美味しいのです。

 

さっそく蔵元に電話して確かめたところ、残念ながら主人の買ういつものは売り切れとのこと。落胆しながらも一つ下のランクのを予約してすぐに向かいました。

 

「あ~残念…。もっと早く買っとけばよかった~(泣)」

 

ところが、行ってみると蔵の店長さんが主人を見て、

「あ、あのお電話は大野さんだったんですか!」

とこっそり奥から出してきてくれました!!

 

というわけで、無事今年のお正月にも「福寿」でお祝い出来ました。

娘もご満悦です。

「やっぱり福寿は美味しいねえ。」「うん。美味いなあ。」

実は娘も大の日本酒好き。父と娘の唯一の接点が日本酒とは…トホホ。

飲んでも顔に出ず、二日酔いにもなったことがないという驚異的なアルコール分解酵素の持ち主です。(そんなに量は飲みませんが。)

 

さて、昨日飲みすぎてダウンしている主人を横目に、娘は出かけて行きました。

3年生のインターンシップで仲良くなった友達と飲み会だそうです。

「日本酒のおいしいお店に行くの!」

 

…どれだけ好きなん!